OB訪問のやり方や始める時期など就活生の疑問を徹底解説!

就活をうまくこなすのにOB訪問は必須と言えるでしょう。OB訪問に関するアレコレを徹底解説していきます。

そもそもOB訪問って何?

OB訪問とは、一般に業界・企業研究を目的として興味がある業界や職種の社会人の先輩に話を聞きに行くことを指します。ネット上には様々な情報が転がっているので、情報収集することは簡単ですが、実際にその会社で働いている人に話を聞くことでネット上の情報よりもより鮮明にその会社や業界のイメージを持つことができます。
また、社会人と実際に話すので会社や職種についての情報だけでなく、ビジネスマナーやアポイントを取得するまでの過程を通じて様々な気づきや成長があります。また、OBの方に気に入ってもらえれればその人を通じて選考に有利になるということもあります。
OB訪問は内定獲得へ大きく近づくチャンスであると言えるでしょう。

OB訪問の3つの目的

OB訪問を行うのに目的意識をも必要があります。

①企業理解につながる!

OB訪問を行い、実際に働かれている社員さんの生の声を聞くことで企業の事業内容や社風、職務内容など説明会などでは聞くことが出来ないリアルな話が聞けるのがOB訪問をするメリットの一つです!企業によっては営業職、マーケティング職、事務職などの職務内容も大きく異なってきます。企業のそれぞれの職種ではどんなことを行っているのかの
それにより、具体的な自分が働く姿をイメージ出来、明確な志望動機の形成にも繋がります。OB訪問を行い、他の学生にリード出来るようにしておきましょう!

②自己分析につながる

OB訪問を行うことで新たな自分の一面に気付くことが出来ることがあります。
自分はどんなことに魅力を感じ、逆にどんなことには魅力感じないなど自分の志向性について整理するとが出来ます。また、社員さんの中には自己分析を手伝って下さる社員さんもおり、その際にはその機会を活用し、自己分析を進めましょう!

③ 選考で優遇される可能性がある!

OB訪問で社員さんが魅力を感じた学生は本選考で優遇されることもあるようです。人事の社員さんがOB訪問に応じてそのまま選考のフローにそのまま反映されることもありますし、現場の社員さんから人事の社員さんに伝わることで間接的に選考に影響を及ぼすこともあります。なので、OB訪問を行う際は本選考にも影響する可能性があるということを頭に入れ、気を引き締めて臨みましょう!

定番OB訪問のやり方3選

近年OB訪問は簡単に行えるようになってきています。その中で定番と言える3つのOB訪問のやり方を紹介していきます。

①OB訪問アプリ

学生と社会人が簡単に出会える就活マッチングアプリでOB訪問を行う人が増えています。
メリットは主に3つ挙げられます。一つ目は、いつでも簡単に応募できてすぐに社会人と話す機会を作れるということです。二つ目は、様々な活用の方法があるという点です。自己分析や面接の練習に付き合ってくれるOBの方がたくさんおり、それを目的としてOB訪問を行うことが出来ます。三つ目はOBの方だけではなく内定者の学生も数多く登録しているという点です。それにより、自己分析のやり方、面接で意識していたことなど実体験に基づいたリアルな就活の裏話が聞けることが可能となっています。

デメリットをあげるとすれば、マッチングアプリを利用している社会人は多くがベンチャーやコンサルが中心となっており、日系の大手企業のOBの数が少ないという点です。まだサービスが開始されたばかりということもありますが、まだまだ大手思考の学生のニーズを満たすものにはなっていないと言えます。

②大学のキャリアセンター

各大学に設けられているキャリアセンターを活用するのも一つの手です。大学のキャリアセンターにはその大学のOBの情報のデータベースがあり、OB訪問のアポイントのやり取りを仲介してくれます。メリットとしては、大学の信頼を担保にOB訪問のやりとりを行ってくれる点です。OB訪問時のトラブルの発生などの抑止力として大きく機能しています。デメリットは大きく二つあります。一つ目は、その大学のOBにしかOB訪問を行うことが出来ないという点です。二つ目は、大学のキャリアセンターに足を運ばなければないという点です。大学三年生の後期や4年生の段階でほとんど単位を取得していて、授業を取っていない学生も多くいるでしょう。そのような学生にとってはわざわざ大学のキャリアセンターに足を運ぶのは大きな負担となると言えるでしょう。

③イベント経由

企業が参加しているイベントに参加し、社員さんと接点を持ち、その社員さんやその社員さんからの紹介でOB訪問を行うことともあるようです。
社員さんとの接点をもつために、イベントなどにも積極的に参加するのもいいでしょう!
その場合は一般多岐にFacebookでやりとりを行うことが多いので、Facebookのアカウントを作成しておくこともオススメです。

OB訪問をする前に準備すべき3つのこと

OB訪問をするときは忙しい社会人の時間をいただいているので事前準備が必須といえるでしょう。
どのような準備をしなければならないのか解説していきます。

①企業研究

企業のホームページや記事、書籍などをチェックし、企業理解を深め、なぜその企業に興味を持ったのかしっかり言語化出来るようにしておきましょう。 

②質問の用意

質問の準備は必ず行うようにしましょう。
事前準備をしっかり行ない、自分の意見を織り交ぜた、仮説を持って質問を行なえるように準備しておきましょう!!

③自己分析

しっかりと自己分析を行い、OBの方からどんな人なの?と尋ねられたときにしっかりと答えられるようにしておきましょう。
一般的な自己分析のやり方は、生まれてから現在までを一つの流れとして振り返り、頑張ったこと、自分で選択したこと、嬉しかったこと、挫折したことなど様々な出来事やエピソードをノートに書き出すやり方です。ここで、注意しておかなけらばならないのは、なぜ?という考えをもって自己分析に取り組むことです。そうでないと、ただエピソードをあげて思い出を振り返っただけになるので、なぜその選択をしたのかを振り返り、自分がどんな人間なのかを追究しましょう。

また、自分一人で完結せずに友達にお願いをして、自己分析を手伝ってもらうこともオススメです。それにより、自分では気付かなかった自分の新たな一面の発見にも繋がることがあります。

OB訪問中に3つの気をつけるべきこと

OB訪問時にマナーとして気を付けることは主に以下の3つがあります。

① 服装

OB訪問時の服装はスーツやオフィスカジュアルなどのフォーマルな服装が基本です。
しかし、ベンチャー企業などでは服装を気にしない傾向が強いので私服で問題ないことが多々あります。また事前にOBから私服で来てなどと指定された場合は指示通り、私服でOB訪問に臨みましょう。

こちらで詳しく解説していますので気になる方は確認してください

② 集合時間

OB訪問はお願いをして、社会人の方から貴重な時間をわざわざ頂いていることは必ず頭に入れておかなけれいけません。約束の時間の10~15分前には指定された場所に到着するようにしましょう。遅刻は当たり前ですが、絶対NGなので電車などを利用する場合は遅延を想定して1,2本前の電車に乗るなどの徹底した時間管理を行いましょう!

③ お礼

OB訪問時はランチやカフェなどで行われることが多いです。
その時に社会人の方からご馳走になる場合は、必ず感謝の気持ちを伝えるようにしましょう!感謝の気持ちを伝えることは、社会人としての基本なので徹底していきましょう。

OB訪問の質を高める7つの質問

先ほど質問の準備は必須と言いましたが、どのような質問をすればOB訪問をより良いものにできるのか、今から7つ質問の例をあげ、それぞれ解説していきます。

①職種などの具体的な質問

職種など実務に関する質問をすることで、自分が働くイメージを描けるようにしましょう!
現段階でどのような職種に興味を持っているかを理由を交えて質問出来るとなお良いでしょう!それにより働くイメージ感をしっかり持っているという印象をOBの方に与えることが出来ます。

②どのようなスキルが身に付くか?

どの職種だとどのくらいようなスキルが身に付くか尋ねることで、スキルを身に付けたいという意欲的な姿勢を見せることが出来ます。

③最新の情報に関した質問

企業のプレスリリースやニュースなどの最新の情報を基にしたクリティカルな質問をすることでアンテナの高さを示すことが出来ます。

④今後の事業戦略に関する仮説を持った質問

企業に関する事業戦略を仮説をもった質問を行うことでその企業が今後どう進んでいくかを知るとともに、ビジネスについての興味や知識を示すことが出来ます。

⑤自分が取り組んでいることに関連した質問

自分が努力していることをアピールできるとともに、目的意識を持った人間であることを示すことが出来ます。

⑥企業の課題に関する意見

自分が感じている企業の課題点をクリティカルな視点から意見を述べることで、課題意識をもっていることをアピール出来ます。

⑦OBの方がどのような就活を行ってきたのかを尋ねる質問

OBの方がどのような価値基準で企業選択を行ったかをことで自分の志向性とマッチするかを推し量ることが出来ます。また、自己分析や面接で心がけていたことなどを聞くことで、それを自分に反映させることで力を高めていきましょう。

5つのNG質問

①ホームページなどで調べれば分かるような質問

ホームページで分かるような質問は、下調べを十分に行っていないという印象を与えてしまいます。お互いにとって生産的ではないのでそのような質問を行うのはやめましょう!

②受け身な印象を与える質問

役職や給料は勝ち取るものなので与えらものといった考えは捨てましょう。
なぜなら、今の時代はより企業は受け身な人材は求めていない傾向が強いからです。

③福利厚生や長期休暇にばかりの質問

福利厚生や長期休暇に関する質問を行うこと自体は問題ないのです。仕事内容などの数より、多い割合、先に尋ねるなどはやめましょう!

④抽象的な質問

「どんな社風か教えてください」などの抽象的な質問は避けましょう。
ざっくりとした質問だとOBの方も答えづらくださいなってしまいます。
想像力を働かせて、相手が答えやすいような質問をしましょう!

⑤OBの方に関係ない部署に関する質問

当然ですが、OBの方に質問する際にはその部署に関することだけにとどめておきましょう。
違う部署の事情を知りたいのであれば、その部署の方を紹介してもらえるようにお願いをしてみましょう。

OB訪問が終わったあとはどうするの?

OB訪問を終えた後はお礼の文を先方に送ることを忘れないようにしましょう。
可能な限り早く送ることも重要なことです。感謝の気持ちがしっかりと伝わるような文章作成を心がけて取り組みましょう!
また、今回のOB訪問で何を学び、何を感じたのかを自分の言葉でしっかり言語化しておく習慣をつくっておきましょう。それを行うか行わないかで自己分析の進み具合が大きく変わってきます。

お礼をする上での注意点5つ

①電話ではなくメールで感謝を伝えましょう!

メールの利点として、受け取った側が好きな時間に読むことが出来るという点があります。
LINEやFacebookなどのSNS、OB訪問アプリでの連絡先を交換している場合はもちろんそちらを使用して感謝を伝えるのでも問題ないです。

②OB訪問の当日にお礼を伝えましょう!

感謝の気持ちを早めに伝えることが、相手への礼儀となります。
その日のうちに、お礼を伝えましょう!

③送信前には誤字・脱字がないかチェックしましょう!

送信する前には誤字・脱字をチェックする習慣をつくりましょう。
社会人として必須なことでもあるので、学生のうちからそういった習慣をつくっていきましょう!

④夜遅くや休日にメールを送るのはやめましょう!

夜遅くにメールを送るのはマナー違反にあたります。
また、休日にはメールを見てもらえない可能性があるので平日にメールを送るのがベターです。

⑤一番印象に残った話を具体的にしっかり書きましょう!

具体的に何が印象に残ったかをしっかり書くことで感謝の気持ちが相手に伝わりやすくなります。OB訪問を終え、お礼文の作成を行なうときに何が印象に残って、何を学んだのかを振り返る習慣をつくりましょう!

OB訪問を始める時期とは?

OB訪問を開始する時期の傾向を紹介します。外資系の企業は7~8月、コンサルは9月~、ベンチャー企業は9月~,日系の大手企業は1月~からOB訪問を開始する学生が多いようです。他の学生との差別化を図る上では早くからOB訪問を開始することを本サイトではオススメしています。その理由は大きく3つあります。一つ目はOBの方にその企業に対する志望度の強さを示すことが出来ます。OBの方にとって初期の学生の方がより志望度が高いという印象に映る傾向があるようです。二つ目は、OB訪問のアポイントメントが取りやすいという点です。OB訪問のピークの時期になると学生のOBの方へのOB訪問依頼が集中し、予定を合わせることが困難となってしまいます。早期からOB訪問を行い、そのようなことがないようにしましょう。そして、話の中から共通点を抽出することで、その企業の本質が見えてくるでしょう。

また、21卒の学生からは経団連の就活ルールの廃止により、より早期からOB訪問を行うことが求められてきます!

大手企業を中心としたOB訪問のサポート

本サイト、キャリアトリップのOB訪問サポートのメリットを紹介します。

まず一つ目は、大手メーカーや大手商社、外資企業、ITベンチャー企業など多岐に渡る企業のOB訪問を受け付けていることです。

二つ目は、同じ大学の出身のOB以外にもOB訪問を行えるという点です。志望している企業に自分と同じ大学のOBがいない学生は特におすすめです。

三つ目は、集団でOB訪問を行うため、安全性が高いという点です。就活マッチングアプリでは現在、個人個人で学生と会うことを悪用し、出会いの場として利用する社会人が多数存在しています。集団でOB訪問を行うこと行うことにより、そういった危険性を未然に防ぐことが可能となっています。

以下、OB訪問を受け付けている企業の一部です。

日系大手

トヨタ自動車、ANA、JAL、キリン、資生堂、電通、リクルート、アサヒビール、みずほフィナンシャルグループ、ソフバンク、資生堂、日本生命保険、日本郵政グループ、JR東日本、明治ホールディングス、ソニー、味の素など

商社

三菱商事、伊藤忠商事、丸紅、住友商事など

外資企業

ゴールドマン・サックス、ロレアル、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アマゾン、グーグルなど

ITベンチャー企業

サイバーエージェント、LINE、楽天、DeNAなど

上記の企業以外にもまだまだ様々な業界の企業を追加する予定ですので、
適宜チェックしてみてください!