就活をするとき避けては通れないOB訪問ですが、社会人と話をする機会が少ない学生にとってどのように話してよいのかわからなく、ハードルの高いものに見えてしまいがちです。
そんなOB訪問初心者のために、OB訪問時に気をつけるべきマナーを説明していきます!
OB訪問の前日の事前準備として、その企業についての情報は最低限調べておきましょう。事業内容や、有給休暇、初任給などは会社のホームページを見れば一目瞭然です。調べればわかることを質問するのは失礼にあたります。限られたOB訪問の時間の中で企業の基本的な情報を質問してしまうといった時間の無駄にもなり得る低レベルなことをするのは避けましょう。
また、質問事項も事前に考えておきましょう。例えば、就活の際に頑張ったポイントや面接の際に聞かれたこと、入社してからの生活の流れ、仕事のやりがいなど、そのお企業で働くOB・OGだからこそ答えられることを質問するようにしましょう。もし自分が入社できた際にイメージと現実が悪い意味で乖離してしまうことを防ぐため、今の仕事についての不満や会社の課題等も聞いておくとベストです。
遅刻やドタキャンは厳禁です。しかし、電車の遅延や体調不良などでやむなく遅刻・ドタキャンをせざるを得ない場合も稀にあると思います。そういった場合は、メールではなく電話でその旨を伝えましょう。OB・OGもメールは常には確認できていないかもしれません。緊急事態の時は必ず電話を入れるようにしましょう。
基本は集合時間の10分前に到着しているのがベターです。早め、早めの行動は社会人になっても基本中の基本になります。10分前行動の習慣は今からつけておきましょう。
OB・OGと対面する際、名刺をいただくことがあると思います。そこで名刺を受け取るときのマナーとして、差し出された名刺を胸の高さで「頂戴いたします。」と言って受け取り、すぐに財布や名刺入れにしまうのではなく、机の自分からみて左側に置くのがベストです。その際、名刺の上に物などは置かないようにしましょう。
OB訪問をした際に食事をOBやOGに奢ってもらうというシチュエーションも出てくると思います。そんな時は相手は社会人なんだから奢ってもらうのが当たり前だと思わずに自分のものは自分で出す、または割り勘するといった姿勢を見せましょう。財布を出したり、「自分で払えます。」と一言いうだけでも傲慢な印象は避けられます。それでも、OB・OGにお代を出していただいたときは丁寧に「ありがとうございました。」とお礼の言葉を伝えましょう。
一番大切なのは自然体で臨むということです。作り上げた自分でOB訪問を行ってもなんの収穫も得られずに終わってしまう可能性があります。最初は皆初心者です。自分を大きく見せたり自信がない状態で臨んだりせず、今の自分のレベルに合った振る舞いをすることが大切です。